・看護師なんて二度とやらない
・辞めたら後悔しないかな
こんな疑問にお答えします!
こんにちは、ナース部なっちです。
看護師を二度とやりたくないと思うことありませんか?
私は何度もありました。
しかも一度、本気で辞めました。
命の携わるプレッシャーの中、看護師独特の世界で働くのはなかなか大変ですよね。
お局様はいるし、人間関係は複雑だし...
私が二度とやりたくないと思った理由は「人間関係」です。
4年目で転職し、配属されたのが手術室。全く畑違いだったので、プリセプターがつきました。
まさかこのプリセプターに振り回されることになろうとは...。
- プリセプターの言うことが毎回変わり、言われた通りにしても「違う」と怒られる。
- 師長や同僚に徹底的に悪く伝えられる。
- このプリセプターを気に入っている医師から嫌がらせをうける。
何も評価されない、患者さんも麻酔で寝てるし関わりがほとんど持つこともできない。
なんのために看護師をやっているのかわからず「二度とやりたくない」と思いました。
病む手前だったので、辞めて正解でした。
あのまま続けていたら、看護師が嫌いになっていたかもしれません...
「看護師を二度とやりたくない」と思っている看護師は私やあなただけじゃないんです。
多くの看護師が同じく悩んでいます。
今回は100人の看護師さんになぜ二度とやりたくないのか?について聞いてみました。
ぜひ今後の参考になれば幸いです!
・100人アンケート。看護師を二度とやらないと思う理由10選
・看護師をすっぱり辞めるか、転職するか迷った時の考え方
・看護師を辞めるメリットとデメリット
・看護師を辞める場合、続ける場合どうするか
100人に聞いた!看護師を二度とやらないと思う10の理由
看護師で働いている時、ふとした瞬間や出来事に「二度とやらない」と感じる瞬間がありませんか?
大丈夫です、あなただけじゃないですよ。
私も何度思ったかわかりません
今回クラウドワークスでアンケート調査を行ったところ、「看護師二度とやらない」理由をたくさん教えていただきました!
ブログには書き切れないほどの、エピソードを寄せてくださって大感謝です!
・調査対象:二度とやらないと感じたことがある看護師100名
・調査方法:クラウドソーシングサイトにてアンケートを実施
・調査期間:2022年12月
二度とやりたくないと思った理由を表にまとめました。
上位3位の理由は「人間関係」「給料」「激務」でした。
個人的にもわかりみすぎる理由ですね。
つづいて6〜10番目に多かった理由です。
夜勤や勉強会による残業も理由もありますよね。
当てはまる項目はありましたか?
今回、アンケートでは看護師さんたちに理由も伺いました。
詳細は下にまとめています!
リアルな本音をたくさん伺うことができました!
表にあるタグをクリックすると、切り替えができます!
第1位★看護師独特の人間関係に疲れた
看護師って女性優位なんですよね。
女性が多いと、良くも悪くも感情を優先した職場になります。
縄張り意識があるお局の権力が強くなり職場のしきたりが優先される、まさに大奥。
そんな独特な人間関係に疲れ「二度とやらない」気持ちもどんどん強くなります。
社会人経験後に看護師となったが一般企業に比べて人間関係が難しい
看護師として働くことに自信と誇りを持っていましたが、上司の勝手に振り回されるのはもう嫌だと思うようになったので、退職をしました。
理不尽なたくさんのことが重なってこれ以上はやっていけないと感じるようになりました。
手術室勤務でした。オペ室では部屋に入ると基本2人〜3人程で1部屋を運営します。各部屋では色々な看護師の悪口大会。AとBがCの悪口を言ってたら違う部屋ではAとCがBの悪口を言ってた等ざらにあります。人間関係で本当に疲れました。
続いて6位から10位のアンケート結果の詳細を紹介します。
第6位★夜勤の不規則な勤務がつらい
夜勤による不規則な勤務は、自律神経の低下や病気のリスクが上がるなど、過酷な業務です。
少ない人数で多くの患者さんを受け持つのも、負担が大きいですよね。
夜勤で人手が少ない中で、重症者をみなくてはならない事がプレッシャーだった。他のスタッフも忙しく、周囲にも頼りにくい状況がある。
1年目の終わりに夜勤や遅出などの夜間の不規則なリズムになかなか慣れることができず、風邪や謎の体調不良を繰り返していた時に喘息の重積発作で2週間入院してしまいました。
気持ちでは頑張りたい一心なのに自分の体調がついていかなく辛い思いをし、私生活もボロボロになってしまった時に2度とやらないと思ってしまいました。
夜勤が身体に及ぼす悪影響に関する研究もあり、身体を必要以上に酷使させている感覚があります。また重労働で腰痛等を発症したり、感染リスクが高い業務もあり、辛くなることがあります。
アンケートにご協力いただいた、看護師たちの切実な声を聞ける貴重な機会となりました。
二度とやらないと思う原因の多くは、人間関係と給料と仕事内容が割に合わないことでした。
看護師を続けるための壁が多すぎる...!
ただ、救いもあります!
結局は看護師自体が嫌と言うよりも、働く環境が原因で嫌になるんですよ。
看護師の仕事が嫌なわけじゃないんです。
場所を変えてみるのもおすすめですよ!
ということは転職なり、転科なり環境を変えるのもおすすめですよ。
「二度とやらない」と思った時こそターニングポイントです!
二度とやりたくないなら、まずは自己分析をしてみよう
看護師を二度とやらない!と感じた時、頭に2つの選択肢が浮かびませんか?
- このまま看護師を続けるのか
- 看護師を辞めて違うことをするのか
究極の二択ですよね。
看護師以外の道を選択するにも勇気が必要です。
かと言って、看護師を続けて心身の不調をきたしたも元も子もないですし...。
そんな時は、二度とやりたくない理由を突き詰めてみるといいですよ。
そんな時は自己分析がおすすめです。
自分がなぜ看護師を二度とやらないと感じるのか、ぜひ紙に書き出してみてください。
自分について自己分析してみましょう!
すると、大きくわけて2つの考えに分かれると思います。
二度とやらないと思う理由を考えてみよう
・今いる職場の環境が嫌。
・処置や検温など、看護師業務が嫌。
もし、人間関係など職場の環境が問題で看護師の仕事が嫌になっているのなら、転職して看護師を続ける道があります。
逆に看護師業務を苦痛に感じている場合は、思い切って看護師を辞めるか、嫌な業務がない看護師の仕事へ転職する道が出てきます。
たとえば、
夜勤がつらい。
体調悪くなるし、看護師やめたい。
それなら、夜勤がない看護師の仕事に転職する道がありますよね。
自分が問題に感じる部分を辞めてしまえばいいんです。
何か理由でもない限り、苦痛を感じてまで働き続ける必要はないんですよ。
看護師の働き方はいろいろありますよ!
私自身、病院以外にクリニックや単発看護師、プリスクールで看護師など色々経験しています。
イベントナースをしていたり、離島でリゾートナースをしたりしている友人もいます。
ディズニーのナースも夢じゃない
逆に看護師をすっぱり辞めて、出版会社の営業をしている方もいたり。
二度とやらない
すごく重い言葉ですよね。そこに至るまでたくさんの辛い経験があったと思います。
これを機に自分にあった働き方を探してみてはいかがでしょうか?
ちなみに転職を考えた時は、看護師転職サイトの利用がおすすめです!
看護師の資格が活かせる病院以外の仕事って意外と多いんですよ。
病院以外の仕事が気になるなら、
なぜ転職サイトがおすすめかと言うと、自分で調べるには限度があるからです。
それに忙しい激務の合間に仕事を探しながら転職活動をするのは結構大変なんですよね。
マイナビは病院以外の求人数が多いので、まずは登録だけしてみるのもおすすめです。
もちろん全て無料です!
看護師を辞めるとどうなる?メリット編
では実際に看護師を辞めてるとどうなるでしょうか?
私の経験や周りの友達にも聞いてみました!
するとこんなメリットが上がりましたよ✨
- ストレスがなくなる
- 身体的な負担が軽減する
- 自分の時間を大切にできるようになる(ゆとりができる)
メリット①:ストレスがなくなった
当たり前ですが、看護師の仕事を辞めたのまずストレスから解消されます。
驚いたのは自分が思っていた以上にストレスを感じていたこと。
まるで憑き物が落ちたかのように楽になりました。
夜勤がなくなったのも大きいです
夜勤って身体の負担だけかと思いきや、精神的にもがっつり影響していたんですよね。
身体を休める時間が不規則なので、体力だけじゃなくて気力も回復しないです。
結果精神的な疲労が慢性化してしまい、いつでも心も身体も疲れている状態になります。
友達に聞いても、辞めて気持ちが楽になったと言う人がほとんどでした。
メリット②:身体的な負担が軽減する
看護師は基本的に立ちっぱなしの仕事で、常に歩き回ってますよね。
良い運動になる!と前向きに捉えたいですが、なにせ業務内容がハードすぎて休むことができません。
しかも、本来寝るべき時間に活動を続けなければいけないので身体には想像以上の負担がかかってます。
日本看護協会ではなんと夜勤のリスクについて警鐘を鳴らしています。
【夜勤をするリスク】
・発癌性があがる(女性は特に乳がん)
・循環器系の影響があがる
しかもフランスの研究では夜勤をすると寿命が10年減ると研究結果が出ている始末...!
患者さんの命を守るために、自分の命を捧げている状態なんですよね...
私は看護師を辞めた1ヶ月程度は異常なくらい寝てました。
身体が想像以上に疲れていたんだと思います。
看護師を辞めて特に夜勤を辞めてからは身体のだるさもなくなりました!
メリット③:自分の時間を大切にできるようになる(ゆとりができる)
看護師は休みも不規則ですよね。
休みが固定されると予定も立てやすいです。
何より身体と精神的なストレスから解放されるので、ゆとりが生まれます。
荒んだ気持ちから解放されるので、性格が穏やかになりました笑
看護師をガツガツやっていた時は「働くために生きてる」って気持ちだったんですが、
辞めた後は「生きるために働く」と自分を大切にするようになりました。
働き方は人それぞれですが、私は自分の時間を大切にしたい派だと気づけたことは大きいですね。
看護師を辞めるとどうなる?デメリット編
もちろん、看護師を辞めるのはメリットばかりではありません。
デメリットもあります。
正直、以下のデメリットが許容できないと思う方は看護師を続けた方がいいです。
転職して看護師を続けた方が、場所にもよりますがブランクにはなりません。
デメリット①:給料が安くなる
看護師の給料は高めとは言われています。
実際は、夜勤代や各種手当を入れた給料が高いのであって、
基本給は安めですが...
それでも他業種よりは高めなことも多いです。
仕事内容にはよりますが、他業種で働くと一気に生活レベルが下がることがあります。
ただし、看護師の基本給は安めな上、新人の年収と10年後の年収がほとんど変わらないんですよ。
他業種で長く働いた方が給料が上がるケースもありますよ。
先日近所の事務が時給1.500円で募集してました。看護師は1,800円で募集。
この300円の差が大きいと思うなら看護師として転職するのをおすすめします。
私は300円で将来の健康を損なう方がリスクだと思い、
仕事をやめました。
ブランクができる
一旦辞めたあと、何かしらの理由で看護師に復帰したいと思うことがあるかもしれません。
慢性的な人手不足なこの時代。
復職はみなさんが思うよりも簡単です。
ただ、その時にどうしてもブランクは空いてしまいます。
ブランクがあるのをデメリットと感じる方は多いようです。
看護師の手技忘れてるかもしれない
周りに迷惑かけるかもしれない
仕事についていけるかの不安が一番大きいようです。
とはいえ、そこまで不安に感じる必要はないですよ!
今は自治体や病院が復職支援や復職セミナー積極的に行なっているので、復職前に参加してみる方法もあります!
また、再就職するとしても場所によっては「臨床経験○年以上」などの経験年数が必要な場合もあります。
今すぐ辞めないと限界!と感じていなければ
最低3年は働いていた方が、復職時の選択範囲は広がります。
ディズニーランドの看護師も臨床経験3年が条件です。
確かに選択の範囲は広がりますが、3年未満でも復職は全然できます。
無理して続ける必要もないですよ。
私はデメリットを感じるよりもメリットしか感じませんでした!
実際辞めてみて幸せになったと聞くことも多いです。
詳しくは「【体験談】看護師を辞めたら幸せになった!後悔しない秘訣を教えます」で詳しくお伝えしています!
看護師を二度とやらないと思ったら。転職がおすすめ
看護師を二度と感じたら、その時が変化するチャンスです。
たくさん頑張った分、自分らしく働く道を模索してみてはいかがでしょうか?
私が転職をして良かったのは病院以外での働き方があることに気づけたことです!
- 転職して看護師を続けるのもよし!
- 看護師以外の仕事に飛び込んでみるのもよし!
自分らしく働くと心と身体にゆとりが生まれるし、日常を大切にできるようになります。
看護師の資格を活かした職場
なんせ看護師免許は一生の資格です。
自分のライフスタイルにあわせて働き方を変えることもできますよ✨
ある看護師さんは離職後、医療出版会社の営業で活躍されています。
主に病院への営業で、自分の病棟知識が役に立つことも多いそうです。
私の場合、ワーホリ帰国後英語を活かした仕事をしたいと思い、プリスクールの看護師になりました。
また、昔の職場の同僚は看護師の資格を活かしてCRAになっています。
病院でも病院以外でも転職をするなら転職サイトがおすすめです!
- 1人では調べられる範囲や情報が限られる
- 内部情報に詳しいことが多い
- 転職のサポートをしてくれるので心強い
- 特に病院以外の求人は個人では見つけにくい
転職サイトにも色々なおすすめがありますよ!
初めての転職で絶対に失敗しない大手サイトはこちらです。
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公式サイト | おすすめ度 | 特徴 | 求人数 | 対象地域 | 派遣 | LINE | サポート |
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経験上、転職サイトの特徴をふまえると
がおすすめです。
ちなみに、転職サイトは2~3個の複数登録がおすすめ!
いくつも登録するなんてめんどくさい
その通りです。
連絡のやり取りが増えるのでめんどくさいんですよ。
それでもお勧めする理由は、転職サイトとの相性で、転職のストレス度が変わるから。
転職サイトによって、エージェントのキャラが違います。
自分にあわない人だと本当に苦労しますよ。
私は一度ありました笑
私のエージェント失敗話は「転職サイト1社で失敗した看護師が思う複数登録のメリットデメリット」で詳しくお伝えしています。
ただし、登録するなら2〜3社、多くても3社までにしましょう。
あまりにも多いと、やり取りが増えて混乱するしストレスも増えます。
看護師とは関係ない職場
看護師とは一才関係ない仕事をする場合も転職サイトがおすすめです。
なぜなら、看護師以外の仕事分野は本当に幅広いです。
なんせ「職業一覧」で検索するだけで約600種類の仕事がでてきます。
そこから自分にあう仕事を探すのは至難の技だと思いませんか?
- IT・Web
- 医療
- 介護・福祉
- 教育・保育・研究
- 販売・接客・サービス
- 運輸・物流
- 土地・建物
- 美容・ファッション
- 出版・広告・マスコミ
- 金融・保険
- オフィス系
- 警察・消防・セキュリティ
- 法律
- ものづくり
- その他
これだけあるとどうすれば良いか迷いますよね。
看護師に特化した転職サイトがあるように、各業界で特化した転職サイトはたくさんあります。
もし気になる業界がある場合は、まずは登録してみるのはいかがでしょうか?
登録は無料ですし、自分と合わないと思ったらいつでもやめて大丈夫ですからね。
行動あるのみ!
あまり聞きませんが、万が一有料が発生する転職サイトをみつけたら登録しないのが賢明です。
基本的に転職サイトは求人側の会社から紹介料をもらっています。こちらが払うことはありません。
リクルートやマイナビなどのよく名前のきく大手転職サイトは安心度が高いですよね。
業界未経験者や中途などに特化した転職サイトもあります。
未経験者の求人をサポートしてくれる、
心強い転職サイトを紹介します!
まとめ:看護師を二度とやりたくないと思ったら
ハードワークな看護師をしている以上、「二度とやりたくない」と思うことは誰にでもあります。
そう思うことは自然だし、それだけ仕事に一生懸命打ち込んでいる証なんだよとお伝えしたくて今回の記事を作成しました。
そう感じることを責めなくて良いんですよ。
当たり前の感情です。
看護師を辞めた人あとは皆さんそれぞれの道を歩んでいます。
- 違う職種を歩んでいる
- 看護師から離れたけど、戻って働いている
人それぞれですね。
看護師の資格は一生ものです。
いつでも戻ることができます。
ストレスを抱えながら看護師を続けるよりも、一度さっぱり離れてみる選択もあることを頭の片隅に覚えておくと楽ですよ。
一度身体を壊すと、元に戻るのは非常に困難です。
この記事が参考になれば幸いです✨