・次の仕事まだ決まってない
・看護師辞めた後の収入が心配
そんな時こそ失業保険の申請を忘れずに!
こんにちは!ナース部なっち(@natchi33)です!
次の転職先が決まっていない場合、雇用保険で失業手当が受給できるのを知っていますか?
看護師を退職するときに次の転職先を見つけている方も多いと思いますが...
正直、キャリアを考えなければ辞めた後に転職をするのが一番お得だったりします。
多忙な看護師の仕事。少し休んでから働くのも全然ありですよ✨
看護師を辞める前にぜひ知識として知っておいてほしいです✨
- 退職した後の転職先が決まっていなければ、失業保険が申請できる
- 失業保険は今までの給与の5〜8割がもらえる!
- 退職後、離職票が届いたらすぐにハローワークで手続きをしよう!
- 失業保険の受給途中で再就職すると再就職手当がもらえる!
失業保険で5~8割もらえるの、嬉しいですよね。
ですが、退職後に自分で手続きをしないともらえません。
私は最初もらえることを知らず、損しました...
この記事では看護師が辞めた後にもらえる失業保険と再就職手当や手続きの方法を詳しく解説します。
失業保険ってなに?もらえる条件を教えて!
失業保険とは失業した人が次に働くまでの生活を支援してくれる雇用保険の制度になります。
申請できる人の条件は2つです。
雇用保険入ってたかわからない!
看護師なら、病院や施設で正社員として勤めていれば、基本的に雇用保険には加入しています。
給与明細書でも確認できますよ!
申請できる条件について詳しく解説しますね!
①働く意思があり、次の仕事を探している
働く意思ってなんだろう?
失業手当は「本当は働きたいけど、仕事がみつからない」人だけが受給できます。
わーい!
働きたくないからニートするぞ〜!
働く意欲がない人は受給できないので注意してくださいね。
とはいえ、「働く意欲」ってどう確認するか疑問ですよね。
詳しくは後述しますが、定期的に「就職活動してますよ〜」とハローワークに伝えに行けばOKです!
働く意思があっても、失業保険がもらえない人もいます
働く意思があっても、以下の場合は失業保険は受給できません。
・離職後すぐに転職先が決まっている
・病気や怪我
・妊娠・出産・育児で働くことができない
※ただし、病気や怪我、妊娠・出産・育児など、やむを得ない事情で離職してから1年以内に30日以上継続して働けない場合、最大3年間の受給期間の延長申請ができます。
30日以上継続して働けなかった翌日から申請が可能です。
遅いと受給額が減る場合もあるので、早めに申請はしましょう。
出典:厚生労働省
②雇用保険の加入期間が12ヶ月以上あること(例外あり)
2つめの条件は雇用保険の加入期間が2年間で通算12ヶ月以上あれば申請が可能です。
同じ職場に連続して12ヶ月ではないので安心してくださいね。
たとえば雇用期間が最初の職場で4ヶ月、転職先で8ヶ月ならば合計12ヶ月なので申請が可能です。
また、病院が倒産した、就業先から辞めるように言われたなどの「会社都合」による退職は通算6ヶ月で申請が可能です。
諦めないで!加入期間が12ヶ月未満でも失業手当が発生する例外あります
鬱などの精神疾患や身体的な理由で1年間働けなかったとしても、希望はあります。諦めないでください。
11日以上働いた期間(雇用保険に加入していた期間)が6ヶ月以上あるなら「特定理由離職者」が適応されるかもしれません。
「1年も働けなかった...」と思ってもそこで諦めずに、まずはハローワークに状況を説明しにいきましょう。
失業保険の受給対象者になる可能性があります。
失業保険で実際にもらえる金額はいくら?
では、実際にはいくらもらえると思いますか?
計算にもよりますが、今までもらっていた給与の5~8割程度が失業保険としてもらえます。
5~8割ともらえる額の幅があるのは、給与が高い人ほどもらえる給付が少なくなるように計算されるからです。
看護師は夜勤を含むので、給与は高めに算出されます。
なので、8割の受給額をもらうのは厳しいです。
また、もらえる期間も90〜120日と幅があり、退職理由によって変わります。
もらえる失業保険の額の計算方法です。
けっこう複雑かつめんどくさいです。簡単に計算してくれるサイトもありますよ!
①給料の日額を計算する
まず離職前の6ヶ月分の給料を合計します。
なお、ボーナスなどの賞与や残業代は除外になりますが、夜勤代や住宅手当などの各種手当は対象なので合算します。
合計した6ヶ月分の給料を180で割ると給料の日額がでます。
夜勤代があるので、給与の日額は上がります。
この日額がそのままもらえるわけではありません。
②給与手当日額を計算する
さきほど算出した給料の日額に給付率の0.5~0.8をかけます。
0.5〜0,8の幅があるのは、給付金が不公平にならないように、給付率は給料が低い人ほど高い設定になっているからです。
なので、基本的に給与が高い看護師は給付率は低い設定で受給額が決定します。
さらに、下の表にあるように上限も決まっているので、30歳未満なら6,835円が給与手当日額の最高額になります。
30歳未満 | 6,835円 |
30歳以上45歳未満 | 7,595円 |
45歳以上60歳未満 | 8,355円 |
60歳以上65歳未満 | 7,177円 |
上の表は2022年8月時点の内容です。
毎年8月に更新されるので厚生労働省のホームページから確認してくださいね。
③失業手当の期間について
失業手当の期間は、以下の2点によって変わります。
- 自分で退職の意思を示した「自己都合」
- 病院や施設都合で退職せざるえない「会社都合」
【自己都合の退職の場合】
自己都合の場合は年齢は関係ありません。雇用保険の加入期間で計算します。
【会社(就業先)都合の場合】
会社都合の場合は1年未満でも受給対象です。
年齢と雇用保険の加入期間によって受給期間が変わります。
出典:ハローワーク「基本手当について」
計算が複雑すぎる!自動計算してくれるお助けサイトがあります!
正直計算わかりづらいですよね。
実は受給額を自動で計算してくれる素敵サイトがあります!
毎週更新して、最新の情報をアップデートしてくれているありがたいサイトです。
この自動計算の他にもハローワークの情報が万歳なので是非使ってみてくださいね!
看護師3年で辞めた場合はいくらになるか
実際に計算してみましょう!
厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査」の平均給与をもとに計算してみます。
例)看護師3年目 女性 100人〜999人規模の病院
月収27万8千円
自己都合で3月に退職
この場合、
給与手当日額は5,810円になります。
自己都合なので期間は90日間。
失業保険額は522,900円となります。
次の就職先を見つけるまで
ありがたすぎる金額です!
しかも、この失業保険、なんと非課税なんです!
この金額に所得税や住民税がつかないのはありがたすぎます!!
90日の前に就職するのもったいないね
受給期間が1/3残っていれば、再就職手当がもらえますよ!
失業保険の代わりに再就職手当をもらおう!
再就職手当とはハローワークからの就職祝いのようなものです。
以下の条件に該当すれば再就職手当がもらえます!
- 失業保険の残日数が3分の1以上残っている
- 失業保険の手続き後、7日間の待機期間が終わり受給資格をもらっている
- ハローワーク、人材紹介会社経由で再就職先を紹介してもらった
- 再就職先で1年以上の雇用が見込まれている
- 過去3年以内に、再就職手当などを受けていない
残日数が3分の1以下だと再就職手当が発生しないので注意してくださいね!
支給の残日数がが多いほど、手当は多くなります。
再就職手当の目安はこちらです。
残日数分の支給額がそのままもらえる、多くもらえるわけではないので注意してください。
最後までもらった方が得じゃない?
考え方次第ですね。
早く就職すれば給料をもらうのも早まるのでお金的には得します。
早く働けばその分、給料が発生するので実質的に金銭面はプラスにはなります。
失業保険と同じく非課税なので、まるっともらえるのはうれしいですね!
さらに!6ヶ月後に就職促進定着手当も受け取れる!
再就職手当の支給を受け、6ヶ月以上同じ職場で働いた場合、「就職促進定着手当」も支給されます。
ただし、再就職先の賃金が離職前の給与より安い場合に限ります。
たとえば、
「以前は夜勤をしていたけど、再就職先は夜勤業務のないところにした」
この場合は、夜勤手当がないので賃金が離職前の給与より安くなる可能性が高いですよね。
すると離職前の給与と現在の給与の差額を6ヶ月分を受給できます。
上限額はありますが①再就職手当、②就職促進定着手当と2つの手当を受け取ることができるので知っておくとお得ですよ!
出典:ハローワーク「就職促進給付」
早めの申請がベスト!失業保険をもらうまでは時間がかかります
受給を受けるためには自分で申請をおこなう必要があります。
しかも!申請してもすぐにはもらえないんです。
失業状態を確認するために7日間の待機しなかればいけません。
自己都合の退職場合はさらに2ヶ月の給付制限があります。
1.自己都合の場合、申請してから2ヶ月と7日の待機期間がある
2.病院や施設の都合の場合は、申請してから7日の待機期間後にもらえる
2.失業保険を受給できる期間は退職してから1年以内
実際に振り込まれるまでにはさらに1ヶ月ほどかかります。
気をつけて欲しいのが、自己都合の退職の場合、2ヶ月の給付制限があることです。
私も間違えたのですが、退職日からカウントではなく、申請した日から2ヶ月だったんです!
私は退職してから1ヶ月して申請したので、1ヶ月分遅くなりました...
退職後、離職票をもらったらすぐにハローワールドに手続きに行ってくださいね!
失業保険をもらうまでの流れ
失業保険の申請は自分でおこなう必要があります。
自己都合と会社(病院)都合の給付制限期間の違いはありますが、流れは大体同じです。
失業保険をもらうまでの流れは主に4つです。
- 離職した病院から「離職票・雇用保険被保険者証」が届くのを待つ
- 必要書類をもってハローワークで申請する
- 「雇用保険説明会」に参加する
- 失業認定日前日までに2回以上の求職活動を行う
自己都合の場合の流れをみやすく表にしました。
会社(病院や施設)の都合の場合は下の表をご覧ください。
詳しく説明しますね!
1.離職した病院から「離職票・雇用保険被保険者証」が届くのを待つ
雇用保険被保険者証とは、雇用保険に加入していることを証明する書類です。
病院など就業先が保管している場合は返却してもらいます。
離職票とは「今失業状態ですよ」を証明する書類です。
退職後、通常2週間程度で郵送されてきます。
この2点と次で解説する書類を持って申請にいきます。
離職票がこないよ...
退職してから12日経過しても離職票が届かない場合、仮申請ができます。
ハローワークで仮申請を行い、退職した就業先に連絡してください
2.必要書類を準備してハローワークに提出、申請する
以下の書類を準備して、自分が住んでいる地域のハローワークで申請します。
- 雇用保険被保険者証
- 離職票
- 個人番号確認書類
(マイナンバーカード、通知カード、個人番号の記載のある住民票のいずれか1通) - 身元確認書類
(運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなど官公署が発行した身分証明書 のいずれか1つ) - 写真(最近の写真、正面上半身、縦3.0cm×横2.5cm)2枚
- 印鑑(※令和2年12月25日より廃止になりました。訂正印でも使えるので念のため持っていきましょう)
- 本人名義の普通預金通帳、または郵便貯金通帳
3.「雇用保険受給説明会」に参加する
申請が終わると「雇用保険受給資格者のしおり」を渡され、今後の流れが説明されます。
その時に「雇用保険説明会」の日時を指定されるので、必ず出席します。
万が一欠席して場合はハローワークに連絡して日程を再度調整してくださいね。
出席しないと、失業保険の受給資格がもらえません
説明会に参加すると「雇用保険受給資格者証」と「失業認定申告書」がもらえます。
4.失業認定日前日までに2回もしくは3回以上の求職活動を行う
失業保険はあくまでも「働らく意欲があるのに仕事がない人のための給付金」です。
なので求職活動をして「働く意欲がある」ことを表明しないと認定をもらえません。
家で転職サイトに登録したり閲覧したりしても認定にはなりません。
客観的に「求職活動をしている」ことがわかる活動をしましょう。
失業保険認定は原則申請から1ヶ月(4週間)に1回の頻度で受ける必要があります。
失業保険認定日の前日までに2回以上の求職活動の実績を作ります。
求職活動として認められる一例を紹介しますね。
- 転職・派遣サイトやハローワークの求人から応募・面接・試験などを受ける
- ハローワークが行う職業相談を受ける
- ハローワークが行う職業紹介を受ける
- ハローワークが行う「面接の受け方」などの講習やセミナーを受講する
- 民間企業が行う就職セミナーや就職相談会に参加する
求職活動が認められると認定がもらえます。
求職活動する前に適用になるのか、事前に確認しておくと安心ですね!
余談ですが、求職活動は「雇用保険受給説明会」の参加もカウントされます。
自己都合で初回の認定日までに、実質1回の求職活動で認定がもらえることになります。
失業認定日をクリアすると給付金が振り込まれます!
結局いつ頃振り込まれるの?
自己都合退職で離職票が届いた4月14日に申請をした場合で考えてみましょう。
4月14日申請(自己都合)
① 4月14日
(7日の待機期間)
②4月22日
(2ヶ月の給付制限)
③6月22日ごろ
(給付開始。届け出た銀行に振り込まれる)
④以降は失業認定日から約1週間程度で振り込まれる
あくまでも大体の目安なので日程は多少前後します。
金融機関によっても多少変わるようです。
自己都合の場合は最低2ヶ月と7日は失業保険は振り込まれないので、気をつけてくださいね。
あらかじめ生活費などを貯金をしておくといいですよ。
失業保険で気になるQ&A
失業保険中にアルバイトはできる?
まとめ:失業保険を活用しよう!
失業保険は自己申告制なので、知らなければそのまま終わります。
手続きはちょっと面倒かもしれませんが、6〜8割受給がもらえるのは魅力的ですよね。
すぐに就職する場合は特に活用することもない失業保険ですが、理解しておくと将来の選択肢の幅が広がりますよ。
「失業保険をもらっていいのかな...」と悩まれる方もいます。私もそうでした。
ただ、失業保険に加入している以上、毎月掛け金を支払っていますし労働者の権利でもあります。
看護師は本当に激務で息が休まる日もありませんよね。
辞めからじっくり探す選択肢もあることを知ってもらえれば幸いです。
退職後、再就職を考えたら転職サイトの登録がおすすめ!
退職後、じっくり仕事を探すなら転職サイトがおすすめです!
時間もあるし、やりとりがめんどくさいよ。
自分でさがすよ
確かに転職サイトに登録すると、
「仕事いつ頃始めますか?」
「こんな仕事がありますよ」
といった連絡がくるので、煩わしいかもしれないですよね。
ですが、限られたお休み期間。
効果的に過ごしたいなら転職サイトに登録しておいて損はないですよ!
・自分の希望にあわせた求人を紹介してくれる。
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